26冊目 原発はいらない

2012年05月15日

3.11の東日本大震災以来・・・
信頼している小出教授の原発に関する本、
原発はいらない 」です。

40年にわたり、原子力研究者として、
原発をやめるための研究に励んできた小出教授。

小出教授のこれまでの歩みや発言を知って、
良心ってこういうことなんだな、と実感しました。




原発はなくても、他の発電方法で電力エネルギーは足りるということ。

原発はクリーンエネルギーではなく、実は多くのCO2を排出し、
処理に困る有害な副産物をもたらしているということ。

放射能汚染は、福島・東北・首都圏だけではなく、
風向きによっては、沖縄や北海道まで到達するということ・・・


また、

なぜ、魚をまるごと食べてはいけないのか?の理由や、
空間線量・外部被爆の数値だけ気にしてもいけなく、
原発から遠くに住んでいても、食べ物などで内部被爆するということ・・・

とても分かりやすく書かれていました。


印象的だったのは、

福島の避難区域(本当はもっと広域のはず・・・)から避難した方々、
避難した方がいいけど、それぞれの理由で移住を選択しなかった方への
健康に配慮したインフラの整備の提案。

これから何をすべきかが、優しい口調で語られています。

原発推進派・反対派・どっちでもいいという方々へ・・・
「原発はいらない」の一読をオススメします。


原発はいらない  / 小出裕章 / 幻冬舎ルネッサンス





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Posted by ラビット705 at 05:18│Comments(0)安全
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